FSSC22000、FSMAについて
~世界一安全・安心な「天かす」「あげ玉」生産工場を目指して ~
「FSSC22000」認証取得
弊社は、常に他社に先駆けて安全・安心な「天かす」「あげ玉」製造への取組みを行なっています。
ナカガワ長崎工場での平成12年(2000年)の品質管理室設置、平成16年(2004年)のISO9001-HACCP認証取得は、ともに「天かす」「あげ玉」生産工場としては初めての試みでした。
そして平成30年(2018年)4月、ナカガワ長崎工場は、「天かす」「あげ玉」生産工場としては世界で始めて世界トップクラスの食品安全規格であるGFSI承認スキーム「FSSC22000」を取得しました。
「FSSC22000」とは
「FSSC22000」は、「HACCP」を基に構築された国際食品安全システムである「ISO22000」と前提条件プログラム「ISO/TS22002-1」を統合した世界トップクラス食品安全システムの国際規格です。
世界の著名な小売業・ 食品製造業でサプライチェーンマネジメントの指針として採用され、国内でも認証取得が加速しています。
「GFSI」とは
「GFSI(グローバル・フード・セーフティ・イニシアチブ)」は、グローバルに展開する世界中の小売業・ 食品製造業で構成される「CGF(ザ・コンシューマーズ・グッズ・フォーラム)」が設立した食品安全システムの継続的改善を目的とする世界最大の業界団体です。
「GFSI承認スキーム」とは
「GFSI」は"Safe food for consumers everywhere"(どこの消費者にも安全な食品を届ける)という目的を達成するため、GFSIガイダンス文書を基準とし世界中の食品安全システムを評価し、要件を満たすものを「GFSI承認スキーム」として公表しています。
「FSSC 22000-October 2011 lSSUE」をはじめ、「BRC GLOBAL STADARD FOR FOOD SAFETY ISSUE 6」「SQF CODE 7th EDITION LEVEL2」等が「GFSI承認スキーム」として承認されています。
食品安全方針
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1. 基本理念
当社は、天かす製造販売会社として、お客様の信頼にお応えすべく、全ての原点をお客様において運営致します。安全・安心な製品の提供を通し、お客様に満足していただくことが当社の社会的使命と考えます。
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2. 方針
「Vivid(活き活き)」~3つの「Vivid」をお約束します。
- Vivid 1
- 万全の品質保持体制を整え、安全・安心な製品を提供します。
- Vivid 2
- たえずお客様の声を大切に思い、お客様に喜んでいただけるもの作りをしていきます。
- Vivid 3
- 時代の変化をチャンスと捉え、役員従業員一人一人が創意と工夫で活き活きと果敢にチャレンジしていく、柔軟で情熱的な企業であり続けます。
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3. 行動目標
(1)お客様の安全・安心を第一義に品質目標を設定し、全社をあげて目標必達に努めます。
(2)お客様とのコミュニケーションを積極的に展開し、お客様のお役にたつことを考え続けます。
(3)絶えず問題意識を持ち、目の前の問題一つ一つと向き合います。
(4)時代の流れを把握するため、社外の事象にも目を向け考え続けます。
「FSMA」対応工場
米国では2011年、食品安全強化法「FSMA」が制定され、弊社規模の食品工場は、2017年9月18日以降、米国輸出する際、この「FSMA」に準拠しなければなりません。
「FSMA」の規則のうち、特に日本の食品関連事業者に影響が大きいとされているのが、危害の未然予防管理「食品安全計画」を含む通称「PCHF」の策定などを定めた第103条規則です。
ナカガワ長崎工場は、20年以上の「天かす」「あげ玉」の米国輸出の実績があり、「FSMA」103条、「PCHF」にも対応しております。
※現在弊社には「FSMA」「PCHF」が求める「PCQI」のFDA承認トレーニングコースを終了した要員が3人おり、末端要員への教育訓練も万全です。
「FSMA」とは
米国では多数の食品事故が起き、公衆衛生上の大きな負担となっていますが、ほとんどの場合は、予防可能な危害であると考えられています。
「FSMA(フード セーフティ モダニゼーション アクト)」は食料供給の過程で、安全を保障することにより公衆衛生を向上する目的で、2011年1月4日、当時のオバマ大統領の署名によって成立しました。
「PCHF」とは
「FSMA」103条は、食品の安全性を高める手段としてHACCPの考え方が取り入れられ、すべてのFDA登録施設に対して「HACCP」以上の危害分析とリスクに基づく予防管理に重点を置いた衛生管理方式を導入することを義務付けられています。
「PCHF(プレベンティブ・コントロールズ・フォー・ヒューマンフード)」は「HACCP」を発展させた「HARPC(ハザード・アナリスト・リスクベースド・プレベンティブ・コントロール)」やそれを含む「食品安全計画」の策定、危害評価を適切に行う予防管理有資格者「PCQI」の設置など、リスクベースの予防管理が求められています。
「PCQI」とは
「PCQI(プレベンティブ・コントロールズ・クオリファイド・インデビデュアル)」は、「PCHF」を確実に実施し、記録をレビューするための有資格者です。
「PCQI」は、食品医薬品局「FDA」が適切だと認めた標準カリキュラムと同等、リスクベースの予防管理の開発・適当に関する教育・訓練をすべて適切に終了するか、食品安全システムの開発・適用に関する業務経験を通じて資格をもたなければなりません。